固定資産の特別償却についての話です。
特別償却を簡単に説明してみます。
例えば、1,000万円の固定資産を10年で償却するとします。
通常の場合は、1年に100万円を償却(経費に)していきます。
1年め1,000万円÷10年=100万円
2年め以降も同じです。
100万円の償却を残り9年続けます。
これが、特別償却をとる場合はどうなるか。
特別償却の多くは30%なので、ここでも30%で計算してみます。
1年めは、特別償却の300万円(30%)と残りの1年分70万円((1,000-300)÷10=70)を足した370万円を償却します。
2年め以降は70万円、これを9年とります。
つまり、1年めを多くとった分、残りの9年は通常の場合よりも少なく(100万円→70万円)なるというわけです。
※ざっくり計算ですので正確な計算ではありません。
この特別償却については
・課税を繰り延べたにすぎない
・根本的に税金を減らすのではないから意味がない
という否定的な意見と
・当面の税金が減るんだからやるべきだ
・減らした税金を投資に回し、資金を回転させたほうがよい
という肯定的な意見があります。
では、どちらがよいか。
結論から言うと、人によります。
答えになっていませんが、答えが出ないからいいんです。
どちらがよいかは、事後性が高い(やってみないとわからない)。
どこまでいっても、人によるということです。
ただ、やる・やらないは、自分で決められます。
それをどのタイミングでお伝えするか。
それは、私の仕事です。
(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。また、個別具体的な事例に適用する場合、記事の内容と異なる可能性があることにご留意ください。
【編集後記】
午後に訪問MTG
所用をすませ
夕方65分ラン
なぜ65分なのかは謎です