状況を分解して

納税者が寡婦(カフ)であるときは、寡婦控除を受けることができます。

具体的には、27万円を寡婦控除として所得金額から控除できます。

では、こういった場合はどうでしょうか。

・夫と死別後に

・再婚して離婚

・扶養親族はいない

前提として、寡婦控除の対象となる寡婦とは、

【1】夫と死別したあと婚姻をしていない人もしくは夫の生死が明らかでない人

または

【2】夫と離婚したあと婚姻をしておらず、扶養親族がいる人

です。

この場合、夫と死別後に再婚していますので【1】の要件に合いません。

また、扶養親族がいませんので【2】の要件にも合いません。

よって、寡婦には該当せず、寡婦控除は受けられないということになります。

家族関係が複雑になるとわかりにくさが増してきます。

状況を分解してひとつひとつ確認です。

(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。

【編集後記】

所用で岡山市内へ

少し疲れましたが

良い買い物ができました