どこまで進むのか

トヨタ自動車が、自己資本利益率(ROE)の目標を20%とすると表明しています。

トヨタ自動車の自己資本利益率は、近年9〜15%で推移しているようなので、これまでの数字を倍増させるようなイメージです。

ちなみに、上場企業の平均は9%台なので、こちらと比較しても、かなり高い目標です。

ここで、自己資本利益率(ROE)とは、当期純利益を自己資本で割った値を言います。

ROEは、Return On Equityの略で、Equityは自己資本、株主資本を表しています。

例えば

自己資本が1億円の会社で当期純利益が1,000万円だと自己資本利益率は10%

自己資本が5億円の会社で当期純利益が3,000万円だと自己資本利益率は6%

となります。

自己資本を使って、どれだけ効率よく利益を出せているか?という視点で見ると、当期純利益は3分の1でも、前者のほうが良い会社ということになります。

ただ、自己資本利益率は、借入金が多く自己資本比率が低い会社のほうが、高く出ます。

そのため、他の指標もチェックする必要があり、いちがいに「良い」とも言えない側面もありますので、注意が必要です。

いずれにせよ、全体として資本効率を重視する経営の流れがどのくらい進むのか。

今後も注目です。

(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。

【編集後記】

休みに入りました

今年はカレンダーがかっちりハマっているので

一週間お休みというところが多いですね

夕方7キロラン