2025(令和7)年度税制改正大綱に盛り込まれた123万円の壁。
103万円の控除額を123万円に引き上げた場合、どのくらい減税されるのでしょうか。
メディアで見かける試算によると、年収400万円の場合、年間減税額は5,000円となっています。
ん?5,000円?
控除額が20万円増えるのに?
となるかもしれませんね。
これは、控除額を給与所得控除の10万円と基礎控除の10万円、合わせて20万円増やすことになっているからです。
年収400万円であれば、給与所得控除の10万円は影響がありません。
影響があるのは、基礎控除の10万円だけです。
ですので、10万円に税率5%をかけて5,000円。
5,000円が減税額になると試算してあります。
もう少し減税になるのでは?と思われるかもしれませんが、これには、住民税の基礎控除の増額は見送りになっていることも影響しています。
(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。
【編集後記】
午後から第九コンサートに
オーケストラではじめて聴きました
素晴らしかったです