大根を1本100円で買うという場面をイメージします。
買う人は、売り場で手に取り、100円の価値があると思ったら、お金を支払い購入します。
売る人は、売り場に並べ、売れたら、大根1本分の価値のお金100円を受け取ります。
これが、通常の買い物です。
この時、大根の価値と100円の価値は同じ、等価交換になっています。
買う人は、100円の価値がないと思えば買いませんし、売る人は、100円の価値があると思っているから、その値段をつけて売っています。
税理士への報酬は、こういった買い方ができません。
100円分の価値が見えにくいからです。
一応は、決算をすれば、申告書を作成すれば、調査の対応をすれば、という報酬の基準になるものはあります。
ただそれも、前述した大根1本100円のように100円の価値がわかりやすく見えているものではありません。
この100円の価値が見えにくい・見せにくいのは、税理士が提供する商品・サービスが、お客さんと一緒に作りあげていくものだからだと思っています。
その一緒に作りあげていく感を感じていただかないと、書類を作るだけなのにこんなに支払うのかと思ってしまうのも無理はありません。
事業を続けていくということに完成はなく、ずっと未完成のまま。
完成品の提供ができない以上、どこに価値を感じてお金を支払っていただけるかは、常に意識していかなければいけないことだと思っています。
【編集後記】
午前中は家事、午後は所用
天気が良かったので
普段できない大物の洗濯を