10月はたいていの事業所で社会保険(健康保険と厚生年金保険)の定時決定による社会保険料の改定がされる時期になっています。
9月分の社会保険料が10月支給の給与から引き去りされるためです。
社会保険の定時決定の仕組みを簡単におさらいしておきます。
社会保険料を算定するとき、実際の給与と届け出ている給与との間に大きな差が生じないように、毎年1回、事業主は従業員の3ヶ月間(4月、5月、6月)の給与月額を算定基礎届により届出します。
この届出内容に基づき、社会保険料の算定の基礎になる額(標準報酬月額)が決定し直されます。
これを定時決定といいます。
決定し直された標準報酬月額は、9月から翌年8月にわたって各月の社会保険料の算定に使用されます。
この定時決定については、従業員さんへの通知も必要です。
通知する書式は、日本年金機構のホームページに用意されています。
様式は任意のものなので、これでなければいけないということはありませんが、活用されてみてもよいでしょう。
(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。
【編集後記】
ぬか漬けを漬けています
同じように漬けても
同じようにならないところが面白いなあと