退職金の金額は、就業規則や賃金規程などによる決めごとがなければ、会社や事業主が自由に決めて良いことになっています。
そのため、いくら出せばいいのかわからないと聞かれることがよくあります。
そんな時は、中退共(中小企業退職金共済)の基本退職金額表を見てみるといいかもしれません。
この表は
中退共で毎月いくら掛けたら◯年後の退職金はいくらになるか
をあらわしたものです。
例えば
毎月10,000円を10年(120月)掛けると
1,265,600円支給されるようになっています。
20年(240月)ならば2,666,600円です。
単純に毎月10,000円を10年(120月)積み立てると
1,200,000円になりますのでプラス5.5%ほど増えています。
20年(240月)なら2,400,000円ですので11%増えている計算になります。
この基本退職金額表から抜粋すると
掛金が毎月5,000円の場合
5年 304,100円
10年 632,800円
15年 975,000円
20年 1,333,300円
25年 1,710,400円
30年 2,106,550円
掛金が毎月10,000円の場合
5年 608,200円
10年 1,265,600円
15年 1,950,000円
20年 2,666,600円
25年 3,420,800円
30年 4,213,100円
掛金が毎月30,000円の場合
5年 1,824,600円
10年 3,796,800円
15年 5,850,000円
20年 7,999,800円
25年 10,262,400円
30年 12,639,300円
となります。
使い方のイメージは、
毎月の給与プラスの働きが月に1万円ぐらいはあった
20年勤めてくれたからこの表でいくと270万円ぐらいかな
といった感じです。
中小事業者の退職金の具体的な支給金額のめやすになると思います。
(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。
【編集後記】
9月申告やスケジュール調整などを
朝は涼しくなってきましたが日中はまだまだ暑いです