自己資本比率は、総資本のうちに自己資本がどのくらいあるか?の割合を表しています。
例えば、総資本が5,000万円で自己資本が2,500万円なら、その会社は自己資本が50%の会社となります。
自己資本比率は、高いほど財政が安定していて、低いほど他者へ依存していることを表しています。
一般的には、自己資本比率が50%以上だと優良企業だと評価されます。
50%なら意外と簡単なんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
会社を設立した瞬間は、どんな会社も自己資本比率100%です。
仮に資本金を1,000万円用意して設立したと仮定した場合
総資本1,000(現金1,000)
自己資本1,000(資本金1,000)
となり、自己資本比率は100%です。
ただ、そこから営業用の車700をローンで買いました。
初年度だったので営業だけで赤字が100出てしまい、さらに減価償却を200計上しなければいけません。
そうなると、
総資本は1,400(現金1,000-赤字100=900と車700-減価償却200=500)
自己資本は700(資本金1,000-赤字300)
となります。
これであっという間に自己資本50%になりました。
あまりに単純な例ですが、自己資本50%以上というのは、そう簡単なことではないのです。
ただ、気にしすぎる必要もありません。
そもそも、業種によって大きく違いますし、同じ業種であっても、それぞれの会社のビジネス構造によって違いが出ます。
一律に50%以上が良いというわけではありません。
あくまで目安ということと、大事なのはその内容だということです。
(注)執筆時点の商品・サービス・法令等に基づいて作成しています。具体的な事例に適用するには記事の内容と異なる場合がある可能性にご留意ください。
【編集後記】
夕方に坂なし6キロラン
夏がいつまで続くのかと思っていましたが
それでも日が暮れるのがだんだんと早くなってきました